朝、寒くて布団からでたくない、そんな日が多くなってきたのではないでしょうか?
乾燥しているこの時期ならではのものは「喉の痛み」。
喉は、口や鼻から入るウイルスや細菌から身体を守る働きもありますが、それらに感染すると炎症を起こして痛みを伴います。
喉が痛むときは、まずこまめにうがいをして、喉を清潔に保つことを心がけます。抗菌作用がある紅茶や緑茶でうがいをするのもよいとされています。
喉が痛いと食欲不振になりやすいので食事は喉通りがよくなるよう小さく切ったり、柔らかく煮るなどの工夫が必要です。
熱すぎるもの、冷たすぎるもの、辛すぎるものは喉への刺激が強いので避けるようにするとよいです。
喉の粘膜を強くするビタミンA(緑黄色野菜など)や抗菌作用のあるニンニクや生姜を料理に取り入れるのもよいでしょう。
外で練習する選手には、トレーニングのあとすぐに水分補給したい気持ちもわかりますが、その前にうがいをして、水分補給する方がよいと伝えています。喉の痛みから風邪をひいたり、食欲が低下してはせっかくのトレーニングが無駄になってしまうからです。
「うがい」「手洗い」は当たり前のことですが、この習慣がきちんとある選手ほど強くなるのではないでしょうか?
管理栄養士・公認スポーツ栄養士
寺尾 美佳