水分補給、というと、飲料を補給することを連想しますが、実は私たちは食事からも1日に約1Lの水分をとっています。

瑞々しい野菜や果物、汁ものなど汁けの多いおかずに水分が多いことはイメージしやすいと思いますが、たとえばご飯。

ご飯1膳(200g)に含まれる水分は120g。コップの水で表すとこんな感じです。

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また、飲食物の栄養素が代謝される時にも、からだの中で水を生み出しています。

このように、食事による水分補給も大きな割合を占めているので、暑さで食欲が落ちたりして食事量が減っている場合は、脱水や熱中症のリスクが高まります。

 

特に、朝食を食べることは、『熱中症予防』の観点からもとても大切な役割を担います。

寝ている間に失われた水分とともに、塩分も一緒に補給することができます。

 

今年の夏は、かなり暑さが厳しくなることが予想されているようです。

飲料からの水分補給を積極的にすることも大切ですが、食欲や時間がなくても【何も食べない】という選択をしないことを今から心がけたいものですね。

 

公認スポーツ栄養士  伊藤 あゆみ