4月からお弁当を持っていくようになった方はたくさんいらっしゃるかと思います。
私が以前、球技系の女子高校生とその保護者に栄養セミナーを実施した際、お弁当について話したことがあります。
「お弁当を自分で作る人」
「お弁当を自分で包む人」
「お弁当を自分で洗う人」
という質問をしました。
部員が約20名で、自分で作るという人はいませんでした。ほとんどの部員が手作り弁当を持参していました。自分で洗う人は2名いました。
伝えたかったことは、作ってくれた方への感謝の気持ちを忘れないこと。
勝ちたい、強くなりたいなら手作りのお弁当にも気を配ること、です。
中身を確認して、自分でお弁当を包むことで今日の自分の体調との兼ね合いを考えます。ご飯の量はどうだろうか、何か自分でプラスしたほうがよいか、補食にはどのようなものを食べたらよいか・・・など。
もし、疲れていたら疲労回復を考えてみかんやオレンジジュースをつけてもいいでしょう。
「箸がなかった!」などと、作ってくれた方に文句を言うなんてとんでもないことです。人任せにせず、お弁当にも気を配ることは、自分で考えることに繋がります。
常に考える習慣を身につけることは、試合など、ここぞ!と言うときにも冷静に判断できるのではないでしょうか。
何事も積み重ねが大切だと感じます。
お弁当は開けた時の楽しみがありますが、勝ちたい、強くなりたいのなら事前に確認して、作ってくれた方への感謝の気持ちを持ち続けましょう!
管理栄養士・公認スポーツ栄養士
てらお みか