公認スポーツ栄養士の上木あきこです。
シーズンオフに入る競技・選手たちも多くなるこの季節。
チーム内では、移籍や引退などとメンバーも入れ替わり、サポートスタッフとしてもものさびしい時期です。
さて、先日は母校の大学にて、公認スポーツ栄養士としての働き方についてレクチャーをさせていただきました。
スポーツ栄養士の活動状況について、卒業生と在校生の皆さんに向けてお話しを。
自分のスキルや個性の活かし方、「得意なことは、こんな形で活かせるよ!」という感じで、軽めにお話ししたつもりですが、
みんなメモをとって聞いてくださりました。
感謝です!
もしかしたら、外見からはわからない地味さもあるかもしれません。
いつでもピッチのそばにいて、選手に栄養指導をして談笑して・・・なんてことは実際には少ないかも(笑
それよりも、いかに目的や状況にあわせて、どんなものをとったらいいか、その組み合わせや必要な量を考えたり、食べるタイミングを考えたり・・・。
トレーニングに合わせた食事や、試合・合宿の時の食事の手配など・・・。
コーチや指導者の方々、トレーナーさんと、連絡をとって情報交換をしたり、
場合によっては、夜中や早朝に選手から連絡が入って回答をする場合もあります。
こちらも体力勝負。
食事面のバックアップをすることにより、競技力の向上を目指して、栄養マネージメントを行っています。
数か月後に現れる成果のために、私たちも真剣に栄養サポートに取り組みます。
レクチャーだけではないんです。それは栄養情報の提供のごく一部。
「学生の間に勉強しておいた方がよいことってありますか?」
「スポーツ栄養士になるためにはどんなことを意識して大学生活を送ったらよいですか?」
「今、他大学の部活のマネージャーをしながら、栄養学を伝えられるようにがんばってます」
「英語ってスポーツ栄養士として役に立ちますか?」
などなど、多数の質問をいただき、回答させていただきました。
卒業生の方々からは、
「自分もスポーツ栄養の勉強をしてみたい」
「地域で、自分もできることがありそう!」
「ジュニアアスリートのサポートをしてみたい!」
などと、お言葉をいただきました。
この10月で公認スポーツ栄養士は212名になりました。
各都道府県、地域にもまだ数は少ないですが、いらっしゃるはずです。
「公認スポーツ栄養士はここにいます!」という居場所を作り、気軽に公認スポーツ栄養士に相談できる環境を作るべく、
個人的には来月から地域のスポーツ施設での定期的な栄養相談会をスタートします。
チームとしても、企業様とタイアップしてスポーツ栄養士による栄養相談をスタート予定。
オフ期に入る今だからこそ、来期にむけてのチームの取り組みに「食」のサポートをいれていいただけるといいなと願っています。
ちなみに、写真の五郎丸選手のポスター。
見た瞬間に、量が少ない!と思ってしまったのはスポーツ栄養士のサガでしょうか(笑