先日、茨城県内のバレエスタジオの生徒さんに向けて、調理実習を含むセミナーを行いました。「バレエ×調理実習」は私にとって初めての取り組みです。
料理家さんとのご縁をいただき、実は2年くらい前から話し合い、構想を練ってきました。
きっかけは、海外留学をしたばかりのダンサーとのやりとりの中で。日本と食文化の違う土地での新しい生活という状況に加えて、食材や調理器具の扱いになれないために、自炊での食生活の幅が狭くなっていると感じたことでした。
10代のうちに海外留学するダンサーは多いですが、それまで、おうちの方のサポートありきでバレエに打ち込めていた子も多いはず。でも、チャンスはいつ訪れるかわかりません。
こうして、調理の基本やちょっとしたコツを教わりながら食材をあつかうことも多少経験しておくと、急に親元を離れることになったとしても、すこし心強いのではないでしょうか。
今回は、よい食材の見分け方(鮮度など)から、いろいろな野菜の切り方、そして、はじめての自炊で扱うことに高いハードルを感じがちな魚!の扱いかたまで、幅広く教わりました♪
全員でいわしを手開きする体験をしてみましたよ。はじめは難しそうにしていても、2匹目となるとちょっと手際よくできるようになっていたり。各テーブル、高校生~小学生までグループ内で助けあい、協力しあって取り組む姿が印象的でした。そしてみんな楽しそうでした。笑
将来バレエの道に進まなかったとしても、食材をあつかうスキルは、自分と、自分の大切な人たちの人生を豊かにします。これは、大げさではなく、本当にそうだなあと感じています。
一回もやったことがない、のと、一回やったことがある、のは大きな差。でも、回数を重ねて試行錯誤の経験をすることも大事。今回の体験をきっかけに、またお料理したいな!と思ってもらえるといいなと思います。
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公認スポーツ栄養士/伊藤あゆみ