風邪やインフルエンザの流行が気になる季節になりました。
感染予防にはマスクの着用、手洗い、うがいなど基本的な対策が有効。冷えや乾燥を防ぐこと、バランスよく食べること、適度にからだを動かし適度に休むという生活習慣も大事ですね。
体調を崩さずにすめばそれが何よりですが、もしも発熱してしまった場合、何を食べたらいいのでしょう?
①まずは、こまめに水分補給を!
発熱するといつも以上にからだから水分が失われます。麦茶やほうじ茶、白湯などでこまめな水分補給を心がけましょう。汗が多い時や、嘔吐・下痢があるときは、経口補水液を併用するのも良いでしょう。
②消耗するエネルギーを補給
熱が高いときは多くのエネルギーを消費します。食欲が落ちて十分に食べられないときは、ひとまず食べやすいものでエネルギーを補給しましょう。
- おかゆ、煮込みうどん
- スポーツドリンク、エネルギーゼリー
- 果物、果汁ジュース、缶詰、フルーツゼリー
- ヨーグルト
- プリン、ババロア、アイスクリーム
- ポタージュスープ など
③回復のための栄養補給を
からだの回復のために、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素も大切です。症状がすこし和らいで、食事がとれるようになったら、栄養素の補給にも目を向けていきましょう。からだが弱っているときには、なるべく脂っこいものを控え、消化の良いものをチョイスするのがいいですよ。
- 卵がゆ、しらすがゆ
- 湯豆腐、冷や奴
- 卵豆腐、茶碗蒸し、温泉卵
- 煮魚
- ヨーグルト
- 果物、果汁ジュース
- 野菜スープ、具だくさん味噌汁
- 鍋物、蒸し野菜 など
スポーツドリンクや経口補水液、エネルギーゼリー、果物缶詰、ポタージュスープのもとなど消費期限の長いものを少し家に買い置いておくと、急にダウンしてしまったときに助かるかもしれません。
年末年始にかけてイベントも多く、気持ちもあわただしくなる12月。寒さも厳しくなりますが、どんなときにもからだは資本!元気に過ごしたいですね。
管理栄養士・公認スポーツ栄養士/伊藤 あゆみ