卒業シーズンになりました。
ご卒業の皆様、おめでとうございます!
社会人になると1年はあっという間に過ぎますが、
学生にとってはその1年で大きな変化や成長がありますね。
4月から一人暮らしや寮生活など環境が変わる選手は、時間にゆとりがある今のうちに、生活環境、食環境を整えることを考えられるといいですね。
食材が買えるスーパーやお惣菜の店、飲食店のリサーチや、
簡単な自炊ができるように、今から準備をしておくと安心です。
選手の栄養相談を受けたり、保護者向けのセミナーなどでお会いして質問をいただくことが多いのですが、
小中学生でも疲労骨折に関する相談が多くお見受けするようになりました。
疲労骨折は、競技特性などから特定の骨の部位に負荷がかかることがその原因とされていますが、
年齢、練習量、練習頻度、食事量などをヒアリングすると、複合的な要因が隠されているなと思うことが多いです。
成長期には特に、学校生活に必要な生活活動量と成長を促すための栄養補給に加え、運動量に合わせたエネルギー分をプラスすることが必要です。
お子さんの成長と運動量に合わせた食事がとれることが大前提。
特に骨づくりは小学校高学年から中学校にかけてがチャンスです。
保護者の皆さんが、年齢や運動強度に合わせて、食事量を調整していただけるといいなと思うとともに、
指導者の方も、成長に合わせた体型の変化を考慮して、長い目で選手の成長を見守っていただきたいと思います。
そして周囲からのダイエットなどの過剰なアドバイスが選手の心を傷つけることも多いです。
栄養状態が足りていない状況で練習をさせない。
集中力も欠き、競技力向上に本質的にはつながらないこと、
子どもの成長を妨げること。
そんな考え方が広まるといいなと思っております。
ご心配の方はパーソナルで栄養サポートも行っておりますので、お問合せください。
公認スポーツ栄養士 上木あきこ